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『リトル ノア 楽園の後継者』の感想・レビュー

カジュアルに遊びやすいローグライクアクション

115本目のゲームレビューです。

評価

〇良ゲー

キャラクターが可愛らしく親切設計でアクションゲームが苦手な人でも十分に楽しめます

『リトル ノア 楽園の後継者』とは

発売日・対応機種

 ●2022年6月28日 PlayStation4/Switch/PC(Steam)

どんなゲーム?

『グランブルーファンタジー』『ウマ娘 プリティーダービー』を提供するCygamesから発売された横スクロール型ローグライクアクションゲーム

2019年にサービス終了したスマートフォン用基本プレイ無料ソーシャルゲーム『リトル ノア』の世界観を継承しています

感想など

横スクロール型ローグライクアクション

『リトル ノア 楽園の後継者』は、『Dead Cells』(※1)などのローグライク(ローグライト)ゲームから影響を受け、同ジャンルの流行のスタイル(※2)を多く取り入れた横スクロール型ローグライクアクションゲームです。

※1 『Dead Cells』(デッド・セルズ)
フランスのゲームディベロッパーMotion Twinから2018年8月に発売されたローグライトとメトロイドヴァニアを合わせたアクションゲームです。

高難易度でありながら優れたレベルデザインとアクションで高く評価され500万本(2021年3月までの時点)売れる大ヒット作となりました。

 

※2 流行のローグライクスタイル

  • プレイは30~60分程度だけどマップの構造や敵の配置が毎回変化するので高いリプレイ性がある。
  • 攻略中に取得するアイテムは効果が高く重ねて取得していくことで強化がインフレして強くなっていくが、途中で力尽きると全て失う。
  • 次のエリアに移動する際、分岐の特徴やボーナスなどが見えてどちらに進むか選択できる。
  • 道中にいるボスは1回倒すと2回目以降はアレンジされたり強化されたボスとして出現することがある。

クリスタルでHPや攻撃力が大幅アップする

次エリアの選択

カジュアルな難易度

ローグライクというと敵にやられると途中で取得したアイテムなど全てを失って振り出しに戻る上、クリアするにはトライアルアンドエラーを繰り返しながら何十回も挑戦を続けなければなりません。そのため、ローグライクのゲームは難易度が高めというイメージがありますが、『リトル ノア 楽園の後継者』はアクションゲームが苦手な人でもクリアできるようにカジュアルで遊びやすいように設計されています。

例えば、上で述べた「敵にやられると途中で取得したアイテムなど全てを失って振り出しに戻る」という部分は本ゲームも基本的に同じなのですが、失ったアイテムは全て少量か大量の「マナ」というリソースに変換されます。そして取得したマナは、主人公のノアを永続的に強化する「方舟修復」で使用できます。

マナを消費して方舟修復ができる

「方舟修復」の強化はHPやダメージを上げたり、ポーションの最大所持数を上げたり、強力なアストラルやアクセサリをアンロックするものでかなり強力です。

アクションが苦手な人でもこの「方舟修復」による強化を続けていけばノアはかなり強くなるのでいつかはクリアできると思います。

このように、ノアの永続的な強化のために消費するマナが入手できるので途中で敵やられてしまっても全部失った喪失感は大きくはなく「次もやろう」という気にさせてくれます。ちゃんと頑張った分だけご褒美がもらえるというのは大事ですね。

途中で力尽きても頑張った分だけマナが入手できる

そのほかに個人的に素晴らしいと思ったのが、マップのどこからでも好きな場所にファストトラベルできる点です。ワープポイントみたいのはなくていつでもどこでもマップの好きなところに飛べます。すごく快適。

自由で快適なファストトラベル

組み合わせを考えるのが楽しいコンボ

『リトル ノア 楽園の後継者』のバトルアクションはアストラルと呼ばれる生命体を呼び出して攻撃します。アストラルを呼び出すとノアの付近に出現して剣を振ったり魔法を撃ったりして敵を攻撃してくれます。よく言われますが『ENDER LILIES』に似た攻撃方法ですね。

面白いのは、ノアの攻撃の1~5段目までいろんなアストラルを編成して独自のコンボを作ることができる点です。

ノアの付近に現れて敵を攻撃する(正確に言うと巨大化)

1~5段目までにアストラルを編成する

近距離攻撃で敵を撃ちあげて叩き落すコンボにしたり、遠距離から弾を撃ちまくるコンボとかいろいろできて楽しいです。

またアストラルは通常アタックの他にスキルにもセットすることができます。スキルにセットした場合は、リチャージ時間はあるものの通常アタックより強力な攻撃を繰り出すことが出来ます。これにより通常アタックの弱いアストラルでもスキルのほうで活躍できる可能性があるのがいいですね。

いろんなコンボができる

通常アタックの弱いキャラでもスキルは強い

中盤以降の敵の攻撃はいやらしい

散々、アクションが苦手な人でも大丈夫ということを言っておいてなんですが、このゲームははヌルゲーというほどまで簡単というわけではありません。

敵の攻撃はステージ1くらいまでは確かに結構ヌルめです。中ボスもボスも動きが遅く回避が簡単なので人によっては初見でも倒せるくらいでしょう。

しかし、ステージ2の中間位から敵の攻撃がじわじわと激しさを増してきます。

特に遠距離攻撃を仕掛けてくる敵がいやらしく3発くらいの弾幕を複数の敵で撃ってきたりするのでなかなかに避けづらいです。

中盤くらいから敵の攻撃が激しくなってくる

特にノアは攻撃アクションに関しては豊富なのですが、防御アクションに関してはガードや無敵時間のあるローリングといったものが無いという乏しさだったので敵の攻撃への対応が厳しかったです。攻撃の隙も大きく囲まれて弾を撃たれてどうしようもない時も何回かありました。

難易度イージーくらいなら喰らいながらでもゴリ押しで行けそうですが、それ以外の難易度だとダメージも大きいのでちゃんと見て避けながら攻撃してくのが重要です。

さらに、1回クリアすると難易度「VERY HARD」「HELLモード」なんかも追加されます。

HELLモードはまさにHELL

まとめ

ローグライクアクションとしては、既に人気のでているゲームからいいとこどりをしつつも「リトル ノア」の可愛らしいキャラクターやアストラルをつかったアタックなどで個性を出しており、とてもいいゲームだと思いました。

ボリュームはそれほど多くはありませんが、値段分は十分にあったといえるでしょう。
とにかく遊びやすいように配慮されていて、空いてる時間にサクッと遺跡探索するのもいいのかなと思います。

以上

『リトル ノア 楽園の後継者』のレビューでした。

 

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