『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族オフライン』の感想・レビュー

70本目のゲームレビューです

評価
『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族オフライン』はどんなゲーム？
感想など

評価

〇かなりの良ゲー

ドラゴンクエストシリーズのナンバリングタイトルに相応しい質の高いRPG

DQXオンラインをプレイした人にもプレイしていない人にもオススメできる

『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族オフライン』はどんなゲーム？

2012年に月額課金制のMMOとして発売された国民的RPGのナンバリングタイトル『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族オンライン』をMMOが苦手な人でも遊べるようにいつもの一人プレイ用RPGとしてリメイクされたもの

感想など

オフラインになったDQ10

『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族オンライン』(DQ10オンライン)といえば、2012年のサービス開始から10年経ってもなお人気の国内2大MMO（もう片方はFF14）の1つに数えられるMMORPGだ。しかし当時はネット環境、プラットフォーム（Wii）、月額課金などの敷居が高く、そもそもインターネットでの顔の見えない相手とのコミュニケーションが苦手で「ドラクエは大好きだけどネトゲはちょっと…。」ということでナンバリングタイトルなのに唇を噛む思いで敬遠したドラクエファンも少なくはなかった

「ドラクエは1人でやりたい」そんなドラクエファンのニーズに応えるために登場したのが『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族オフライン』(DQ10オフライン)だ
もちろんただたんにオフラインにしただけではなく、様々な点で遊びやすく改良されている。

スピンオフ作品でもDQ10由来のモンスターやキャラクターなども見かけることが多くなってきたのでこれを機にプレイしてもいいだろう

ちびキャラになったDQ10

DQ10オンラインとDQ10オフラインの大きな違いの一つとしてキャラクターの頭身がある

DQ10オンラインの人間キャラクターは6頭身で表現されていたが、DQ10オフラインは「DDロトスコープ」という新しい手法で2頭身で表現されるようになった

これはPいわく「オフライン版は町などのマップの広さをコンパクトにしたため、それに合わせてキャラクターをディフォルメしたビジュアルにした」とのこと

この2頭身ビジュアルについて、発売前はポケモンダイパリメイクのようにチープな感じになるのではと不安視される声もあったが、実際プレイしてみるとそれほど気にはならない。…とはいえ、DQ10オンラインの6頭身と比べて良くなったという感じはまったくせず、どちらかというとショボくなった感は否めない。特にイベントシーンなどのキャラクターの動きをみると6頭身の方が表現力（カメラワーク含む）に優れている。

しかし、ちびキャラ化にした理由のほうの「マップをコンパクトにする」というほうは、かなりいい感じになっている。

DQ10オンラインはMMOで多数のプレイヤーが集まるためマップが広めに設計されており移動に時間がかかって大変だったが、DQ10オフラインはコンパクトにされたことでかなり快適になった。これのためにキャラクターをディフォルメしたということであればメリットは十分あったと思う。

でも、戦闘だけちびキャラじゃなくて6頭身とかでも良かったかな…。自分で作ったキャラの6頭身版も見てみたかった。